「平成30年度第1回北信地域障がい福祉自立支援協議会」が開催されました。
- 2018年06月11日 UPDATE
- カテゴリ:活動報告
平成30年2月8日(木) 飯山市役所にて
「平成29年度第3回北信地域障がい福祉自立支援協議会」が開催されました。
一般の傍聴席にも9名と多くの方にお越しいただき、協議会委員51名と合せ、60名の参加となりました。
①平成29年度各部会活動報告
各部会長より今年度の活動報告がありました。
②第2回自立支援協議会で行った「誰もが住みやすい街づくり」の報告
11月に開催された平成29年度第2回自立支援協議会で「"誰もが住みやすい街づくり"を考えよう!」をテーマにグループワークを行いました。そこで出された意見・課題のまとめの報告が、権利擁護部会長 山口辰也様よりありました。
グループワークで出された課題の一部を紹介しますと...
・困った時の相談先が分かりやすいといいな。
・地域の住民、隣近所の人たちの理解が広がるといいな。
・雪の対策は欠かせないな。
・移動手段の確保が大事だな。
等の意見・課題がありました。今後これらの課題については、各部会等で検討を深めていきたいと思います。
③第4期障害福祉計画の振り返りと、第5期障害福祉計画、第1期障害児福祉計画について
北信保健福祉事務所福祉課 小坂利雄様より報告がありました。
北信圏域では、『障がい者の意思に基づき、暮らしたい場所で暮らしたい人と、その人らしく、活き活きと、安心して暮らせる地域づくり』の実現のために、下記の施策等を積極的に進めていきます。
○施設入所から暮らしたい場所への地域移行の取り組みを強化するために、相談支援体制を核とした、グループホームの整備や在宅福祉サービスの充実、農業と福祉の連携による就労支援等を積極的に進めていきます。
○地域で安心して暮らせるために、圏域で設置した「総合安心センター」と「地域あんしんコーディネーター」を中心に、相談支援機能の強化と地域全体で支えていく面的整備の拡充を進めていきます。
○医療的ケアを必要とする児・者や重度心身障がい児・者等の多様な障がいがあっても、安心して地域で暮らせるための関係機関による連携した支援体制を構築します。
○医療、保健・福祉、教育の関係機関の連携による、幼少期から成人へと、ライフステージごとに切れ目ない支援体制の充実を図ります。
○障がい者の差別解消や虐待防止等の権利擁護の対策を推進していきます。
また、これらの進捗管理を自立支援協議会で実施していきます。
④ミニ研修会
「24時間365日地域で安心した暮らしを目指して ~これまでの実践と今後に向けて~
」
今年度4月に配置された「地域安心コーディネーター」の取り組みについて、
実際の事例をもとに、
(1)緊急時に身近な地域の資源でしのいだ事例
(2)入退院を繰り返す生活から緊急時支える事によって、自宅での生活が送れている事例
(3)今後想定される緊急時にスムーズに対応できるよう検討している事例
について、寸劇を通してご紹介しました。寸劇での紹介がわかりやすいと、ご好評いただきました。
また、北信圏域の地域生活支援拠点等事業の今後の展望について、飯山市保健福祉課 佐々木真吾様より報告がありました。
今後については、(1)相談、(2)緊急時の受入れ・対応、(3)体験の機会・場、(4)専門性、(5)地域の体制づくりの5つの機能ごとの課題を各部会で検討してもらい、地域全体の整備につなげていきます。また、地域の中で緊急事態が起こるリスクの高い方々の把握や、そういった方々の緊急時に備えるための体制づくりに取り組んでいきます。
今年度、自立支援協議会 各部会、委員会等の取り組みは、210回と活発に行われました。
また来年度も、北信圏域がより暮らしやすい地域になるよう取り組んでいきたいと思います。
H30年1月15日(月)
『二次障害を起こさないための支援者の関わり方』
をテーマに、研修会が開催されました。
講師は、日本相談支援専門員協会 顧問 福岡寿氏にお越しいただきました。
障害福祉サービス事業所の方はもちろん、医療関係者、保育関係者、行政関係者等幅広い分野から、83名と大勢の方にご参加いただきました。
「二次障害を起こさないための支援者の関わり方」として、支援者の役割は何か、利用者の特性に対する十分な配慮をすること、支援者間でのブレない支援の統一の必要性等について、事例をまじえて具体的に、わかりやすく、そして面白く、お話してくださいました。
プロの支援者とは何か、日々の支援は適切か、チーム力で応援できているか...色々と考えさせられる研修会でした。参加された皆さんからも、「日々の支援の振り返りができた」「何度も繰り返して聞きたい」と好評を頂きました。
北信地域障がい福祉自立支援協議会としては、今年度最後の研修会となりました。また来年度も日々の支援に活かせるよう様々な研修会を予定していきます。ご参加お待ちしております。
地域生活支援拠点事業検討会主催の研修会
「医療的ケアが必要な方たちが地域で安心して生活していくために」
が開催されました!
H29年12月25日(月)、地域生活支援拠点等事業検討会主催で、研修会を開催しました。講師は、信州大学医学部新生児学・療育学講座特任助教、長野こども療育推進サークルゆうテラス代表の亀井智泉さん。亀井さんは、長野県で重症心身障がい児、医療的ケア児支援の社会基盤整備のために、多職種・多施設間の「つなぎ手」としてご活躍されています。
コミュニケーションが難しい方たちの意思をどうくみ取るのか。「『お母さんの話を聞く』のではなく『本人の声を聴く』」という言葉が印象的でした。
また、ちょっとした冗談や親しみを込めての言動も、「大事なのは受けとめる側の気持ち」であり、「嫌な事をしない=虐待防止・安心機能」であるという事を、具体例をあげてお話頂きました。
さらに、医療的ケアが必要なお子さんの命と成長を守るためには、その子が過ごす全ての場所で医療の支援が必要であり、地域生活支援拠点等の整備に医療を巻き込み、連携を強化していく必要性についても考えさせられました。
改めて北信圏域の現状と課題について考えることができ、また課題解決に向けヒントとパワーを頂くことができた研修会となりました。
平成29年12月1日(金)中野市民会館にて、「もしかして発達障がい!?~あなたの悩みの背景と対応の仕方~」をテーマに、研修会が開催されました。今回の研修会には、当事者、家族、支援関係者など約70名の方がご参加くださいました。
講師は、長野松代総合病院 心療内科・精神科部長 福家知則先生にお越し頂きました。発達障がいや二次障がいについて、また心のしなやかさ・弾力性(レジリエンス)について等お話がありました。福家先生のお話がとてもわかりやすく、参加された皆さんからご好評を頂きました。
また、講演会後には希望者で茶話会も行いました。福家先生も参加してくださり、不安な気持ち等、お互いに話したり聞いたりする良い機会となりました。
講演会の最後に、福家先生から「向き合うのではなく、同じ方向を向いていくこと。『生きやすさ』について、一緒に戦略を練っていくこと」とお話がありました。そういう関わりができる『生きやすい』地域づくりを精神部会でも進めていきたい!そう感じさせて頂いた研修会でした。
平成29年11月16日(木) 飯山庁舎にて
「平成29年度第2回北信地域障がい福祉自立支援協議会」が開催されました。今回も一般公開となり、
4名の方が傍聴に来られ、協議会委員62名と合せ66名の参加。
また、今年度新たに中野市に開所された就労継続支援A型事業所「株式会社アルビスファーム信州なかの」
が部会員とし加入されました。
①平成29年度上半期各部会活動報告
各部会長より今年度上半期の活動報告がありました。
平成29年度第2回北信地域障害福祉自立支援協議会_部会報告.pdf
②「第5期障害福祉計画及び第1期障害児福祉計画の作成について」
北信保健福祉事務所福祉課 小坂利雄様より報告がありました。
今回は中間報告ということで、具体的な方針については2月の協議会での報告となるようです。
③24時間365日安心して暮らすための取り組み(地域生活支援拠点等事業について上半期の活動報告)
地域あんしんコーディネーター 市村綾子 様 地域生活支援拠点等事業報告資料.pdf
飯山市保健福祉課 佐々木真吾 様 地域生活支援拠点の整備(佐々木係長).pdf
H29.10.16H29地域生活拠点支援(面的整備).pdf
H29.10.16地域生活支援拠点の整備2.cleaned.pdf
それぞれより報告がありました。
今後は、地域診断を行いつつ、様々な課題については各部会の協力を得ながら検討を進め、
北信圏域の体制整備を進めていく事となっております。
④ミニ研修会(14:30~)
「"誰もが住みやすい街づくり"を考えよう!」
障がい者・高齢者・児童の分野を問わず、「誰もが住みやすい街づくり」についてみんなで考えましょう!
をテーマにグループに分かれ、支援が必要な人にとって、"住みやすい街"になるには何が必要か?
をグル―ワークで検討頂き、発表してもらいました。
グループワークで出された意見・課題等については、権利擁護部会を中心に、各部会等で検討し、
誰もが住みやすい地域づくりへつなげていきたいと思います。
今後も引き続き、協議会の活動をより広く地域の方々に知って頂けるよう取り組んでいきたいと思います。
今年度最後の協議会は2月を予定しています。
※北信ローカルでも掲載されました↓
平成29年10月20日(金)
今年度、サービス向上部会では「寄り添うって何?」を一年間の大きなテーマとし、
全4回の研修会を企画しています。その第3回目の研修会が開催されました。
【テーマ】
「こどもたちの いままでとこれから」
【講師】 NPO法人くらぶDo 代表 富井 由美氏
放課後デイサ-ビスが、この地域にどんな流れで浸透・定着してきたか、また、どんな事業所があるのか、実際の体験・事例、また、保護者の観点から解りやすくお話し頂きました。
支援の現場で大切にしている事は、今、この時間だけを楽しい物にしていく支援ではなく、この方の5年後・10年後の生活をイメ-ジしながらその手助けとなる支援が出来れば・・・。と、日々考えながら支援に取り組んでいるという言葉に感銘を受けました。また、B型施設の支援者からは、成人からの関わりしかないので、その方の子供の頃の様子を伺い、今後の支援に活かして行ってもいいのかな?そこから、新たな繋がり・連携も生まれてくる。との意見がありました。
後半は、グル-プワ-クで、事例を基に、基本情報・アセスメント票から、その方のストレングス・二-ズを読み取り、その方の応援団として(立場は関係なく)、具体的な取り組みを様々の視点からアイデアを出していただきました。色々な意見が活発に出され有意義なワ-クになりました。自分では気づかなかった事を沢山知る事が出来て良かったとの感想が多くありました。また、障がい児に関する研修会が今回初めてだった。好評だったので第2弾もお願いしたい。との声も聞かれました。
34名の参加がありました。ありがとうございました。
「寄り添うために、自分自身のストレスと上手に付き合う方法を考えよう」をテーマに、12月6日(水)、飯山市公民館にて10:30~12:00開催いたします。ぜひご参加ください。