精神地域移行・地域定着部会 ^主催 第2回家族会が開催されました

H28年10月29日(土)、北信総合病院にて、「家族の対応・接し方のポイント」と題し、

長野松代総合病院心療内科・精神科の福家先生よりご講演いただきました。


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 家族の接し方は疾患を抱えている方にとって、とても重要になるそうです。

「感情的な対応」ではなく「穏やかな対応」をすることで、再発率が低くなること、

ご本人中に問題がある(本人自身の問題)と思わず、問題をご本人と家族が共同で考えていくこと

が大切であるとのこと。


また家族の経験や主観でアドバイスをしてしまいがちですが、患者さんの見える景色を想像すること

が大切である等のお話をいただきました。


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 ポイントと感じたのは、

「寄り添う事が共感ではなく、患者本人が『わかってくれた』と感じる事のできる事が共感」

であること。



この他には、

「議論と説得は禁物。正論はやめ、上から目線ではなく横の関係を」

など分かりやすく実践できるポイントを教えていただきました。


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その中でも、日常の中で実践しやすいのはあいさつ


あいさつとは

「あなたはここに居て良い存在ですよ」を伝えられるもの。

「あなたはここに居ていい」というメッセージを伝えるために、

返事がなくてもあいさつを続けていきたいですね。



 次回第3回家族研修会を11月19日(土)に開催します。

第3回は

当事者の方の経験談を伺い、みんなでお茶を飲みながら交流会をしたいと思います。

今年度最後の家族研修会となります。ぜひご参加ください。


2016年11月08日精神部会

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