「平成29年度第3回北信地域障がい福祉自立支援協議会」が開催されました。
- 2018年02月26日 UPDATE│活動報告
平成30年2月8日(木) 飯山市役所にて
「平成29年度第3回北信地域障がい福祉自立支援協議会」が開催されました。
一般の傍聴席にも9名と多くの方にお越しいただき、協議会委員51名と合せ、60名の参加となりました。
①平成29年度各部会活動報告
各部会長より今年度の活動報告がありました。
②第2回自立支援協議会で行った「誰もが住みやすい街づくり」の報告
11月に開催された平成29年度第2回自立支援協議会で「"誰もが住みやすい街づくり"を考えよう!」をテーマにグループワークを行いました。そこで出された意見・課題のまとめの報告が、権利擁護部会長 山口辰也様よりありました。
グループワークで出された課題の一部を紹介しますと...
・困った時の相談先が分かりやすいといいな。
・地域の住民、隣近所の人たちの理解が広がるといいな。
・雪の対策は欠かせないな。
・移動手段の確保が大事だな。
等の意見・課題がありました。今後これらの課題については、各部会等で検討を深めていきたいと思います。
③第4期障害福祉計画の振り返りと、第5期障害福祉計画、第1期障害児福祉計画について
北信保健福祉事務所福祉課 小坂利雄様より報告がありました。
北信圏域では、『障がい者の意思に基づき、暮らしたい場所で暮らしたい人と、その人らしく、活き活きと、安心して暮らせる地域づくり』の実現のために、下記の施策等を積極的に進めていきます。
○施設入所から暮らしたい場所への地域移行の取り組みを強化するために、相談支援体制を核とした、グループホームの整備や在宅福祉サービスの充実、農業と福祉の連携による就労支援等を積極的に進めていきます。
○地域で安心して暮らせるために、圏域で設置した「総合安心センター」と「地域あんしんコーディネーター」を中心に、相談支援機能の強化と地域全体で支えていく面的整備の拡充を進めていきます。
○医療的ケアを必要とする児・者や重度心身障がい児・者等の多様な障がいがあっても、安心して地域で暮らせるための関係機関による連携した支援体制を構築します。
○医療、保健・福祉、教育の関係機関の連携による、幼少期から成人へと、ライフステージごとに切れ目ない支援体制の充実を図ります。
○障がい者の差別解消や虐待防止等の権利擁護の対策を推進していきます。
また、これらの進捗管理を自立支援協議会で実施していきます。
④ミニ研修会
「24時間365日地域で安心した暮らしを目指して ~これまでの実践と今後に向けて~
」
今年度4月に配置された「地域安心コーディネーター」の取り組みについて、
実際の事例をもとに、
(1)緊急時に身近な地域の資源でしのいだ事例
(2)入退院を繰り返す生活から緊急時支える事によって、自宅での生活が送れている事例
(3)今後想定される緊急時にスムーズに対応できるよう検討している事例
について、寸劇を通してご紹介しました。寸劇での紹介がわかりやすいと、ご好評いただきました。
また、北信圏域の地域生活支援拠点等事業の今後の展望について、飯山市保健福祉課 佐々木真吾様より報告がありました。
今後については、(1)相談、(2)緊急時の受入れ・対応、(3)体験の機会・場、(4)専門性、(5)地域の体制づくりの5つの機能ごとの課題を各部会で検討してもらい、地域全体の整備につなげていきます。また、地域の中で緊急事態が起こるリスクの高い方々の把握や、そういった方々の緊急時に備えるための体制づくりに取り組んでいきます。
今年度、自立支援協議会 各部会、委員会等の取り組みは、210回と活発に行われました。
また来年度も、北信圏域がより暮らしやすい地域になるよう取り組んでいきたいと思います。