H30年度「発達障がい支援フォーラム」が開催されました!!!

2018年09月26日 UPDATE活動報告

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そだちネットワーク部会主催「発達障がい支援フォーラム」が開催されました!

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今年度は「特性を生かして自分らしく生きる」をテーマに、生きづらさを感じている方を周囲はどのように理解・サポートしていくことが大切なのかを皆さんと共有しました。

 

 

フォーラム前半では、

福島学院大学副学長・医学博士の 星野仁彦 氏 をお招きし、

「発達障がい児/者をよく理解してサポートするとは ~生きづらさを感じている人のために~」という題目でご講演いただきました。

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星野先生は、発達障がいを専門とする児童精神医学の第一人者でありながら、ご自身もADHDであることを公表されており、本講演でもご自身の実践や体験談を踏まえながら、発達障害について分かり易くお話ししてくださいました。「多面的・多角的治療」「発達アンバランス症候群という考え方」などの専門的な内容から、「ジャイアン型・のび太型ADHD」「星野式根回し術」などユーモア且つ実用性にあふれた内容まで、非常に幅広く興味深い講演でした。

内容の濃さはもちろんのこと、星野先生のお人柄も相まって、90分の講演にもかかわらず「楽しくてあっという間だった」「時間が足りない」など、多くの"もっと聞きたい"という声が聞かれるほどでした。

 


フォーラムの後半には、

講演して頂いた星野先生に加え、

飯山市立飯山小学校LD等通級指導教室担当教諭の岸田丈子先生、

発達障害のお子さんをお持ちの保護者の方をお招きし、

体験談や実践をお話しいただいた後、「いまわたしたちにできること」を題目にシンポジウムを行いました。

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保護者の方には、お子さんを取り巻く環境の中での苦悩や学び、周囲の方の理解や協力者を増やす事の大切さ、保護者自身の心身の健康さなど、体験を踏まえた内容をお話しいただきました。会場では頷いたり涙を流しながら聞いている方もおり、「勇気をもらいました」といった声も聞かれました。

 

岸田先生には、LD等通級教室について分かり易く紹介して頂きました。また、日々の実践についての内容の中で「自分のことを好きでいられるように、『大丈夫だよ!』というメッセージを伝える事」を意識しているというお話があり、ありのままを受け入れてもらい自信を育てていくことの大切さを改めて感じました。

 

シンポジウムでは事前に募った質問に対して、御三方それぞれの立場からアドバイスをいただきました。皆さん11つの質問に大変丁寧にお答えいただいたため、講演や発表よりもさらに具体的なお話を聞く事ができました。

 

閉会後も星野先生と直接お話ししたいという方が行列になったり、多くの方に当日のアンケートを書いて頂いたりと、ご参加いただいた方々にとって非常に実りのある時間になったように思います。

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最後に、閉会式での飯山養護学校高山校長のあいさつにもありましたように、

『今回のフォーラムが発達障がいを含め障がいのある方々が晴れ晴れとして自分らしく生きられる社会を作っていける一助になればと願っております!』

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