サービス向上部会第3回研修会が開催されました!
- 2019年01月07日 UPDATE│活動報告
平成30年11月19日(月)
今年度、サービス向上部会では、「支援者も元気になる!!」を一年間の大きなテーマとして、全4回の研修会を企画しています。
今回は、第3回目の研修会が開催されました。
「支援者も元気になる!!きいてしゃべってスッキリ~」をテーマに
臨床心理士 三田 恵理子氏にご講演いただきました。
第一部前半では、「きく」について、解りやすくお話し頂きました。
「きく」には、『聞く』『訊く』『聴く』がある。特に福祉の現場では、「訊く→具体的な数字などを提示して確認する」「聴く→相手の話しに耳を傾ける」が大切になってくる。片方だけでは成り立たない。両者が揃って完全なものとなるとの事でした。
第一部後半では、上記の事を踏まえ、2人1組で「お客さん」役と「店員」役に分かれてワークを行いました。
① 「お客さん」は、自分が着たいと思った服を用紙にこっそりスケッチする。
② その服のポイントもメモする。
③ 完成したら、口頭のみで「店員」に伝える。(注文する)
④ 「店員」は「お客さん」の注文を『訊いて』用紙にスケッチする。
※わからないところは質問OK、ジェスチャーは禁止。
⑤ 完成したらお互いに見せ合う。
⑥ 2人のスケッチは同じ様なものになったか確認。
⑦ 「お客さん」はその服のポイントを説明し、「店員」は服への思いを『聴く』。
上記のワークを終えた後に三田さんより、相手はどこを見て話していると思うか?全体へ問いかける中で話の内容は当然だけれども、それ以上に表情や声のト-ン、きく姿勢、ジェスチャーが重要なことを教えて下さいました。三田さんの、「スキルでは補えない何かを見つけ出し、今の自分の気持ちに目を向け、きく気持ちになっているのかに気づく事が大切」との言葉に感銘を受け、今後の仕事に向かう姿勢を改めて考えさせられる内容でした。
第二部では、ワールドカフェ方式で、「職場で求められている自分」「うれしかったことば」をテーマにお菓子、お茶を飲みながらざっくばらんに話し合いました。色々な意見が活発に出され、時間内では収まらないグル-プが何カ所も見られ有意義なものとなりました。
※次回研修会は、1月25日(金)、児童の支援をテーマに連携の大切さについて考える研修会を行います。ぜひご参加ください。